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億万長者のデータから学ぶ、お金持ちになるための「第一歩」とは?

「億万長者になりたい人は多いと思います。しかし、『この3つだけ実践すればなれる!』といった簡単なステップはありません。もしそんなことをいう人がいたら信じてはいけません」。こう語るのはウォール街で働いた経験を持ち、投資系YouTuberとして著名な高橋ダンさん。では、お金持ちでない人が、お金持ちになるための「第一歩」とは何でしょうか? 著書の世界のお金持ちが実践するお金の増やし方 / 高橋ダン 【本】から抜粋して紹介します。

 

 

 

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多くの資産を占めるのは「株式」

私はデータが好きなので、みなさんにデータを紹介しましょう。日本ではあまり見かけない国際的なデータです。それをどう解釈するかはみなさんにお任せします。最終的な判断は一人ひとりがすべきだと考えるからです。

さて、億万長者になるには、世界のお金持ちの状況を知る必要があります。まずお金持ちの定義についてです。私が世界を回ってきた経験上、「金融資産1億円以上」の人はお金持ちだと考えていいと思います。ドル建てにすれば約100万ドルです。

世界のお金持ちのデータを見ると、多くの人が資産1億~5億円の範囲です。90%以上の人がこの範囲に入っています。5憶円以上を持っている人は、世界にもあまりいないのです。そのお金持ちはどんな資産を保有しているのでしょうか。

「Spectrem Group(2019)」と「U.S.Trust 2018 Insights on Wealth & Worth」のデータを参照にすると、たとえば、資産約1億〜3億円の人の資産の58%、つまり半分以上は投資資産です。続いて自宅用不動産が18%です。

では、投資資産の中身はどうなっているでしょうか。最も大きいのが株式です。続いて、債券、現金、オルタナティブ資産(不動産、コモディティ、未上場株など)となっています。

ここで大事なのは、「世界のお金持ちの多くの資産を占めるのは株式」ということ。つまり統計的に考えれば、株式投資をするのがお金持ちへの近道となります。

 

 

資産が大きい人ほど「投資」に回す

 

私が統計を好きな理由は「数字は嘘をつかない」からです。数字は、客観的な判断をする指標になります。人間は時々、嘘をつくこともあります。私も自分に嘘をついたことがあります。だからこそ、数字で客観的に判断しなければなりません。

みなさんが億万長者になりたければ、世界のお金持ちのデータを見る。そして、お金持ちが実践している方法を参考にする。つまり、「ポートフォリオを見る」「その事実を知る」。これが第一歩となります。

続いて、「VISUAL CAPITALIS」のデータを参照に、お金持ちとそうでない人の資産構成の違いを見てみましょう。資産が10K(1万ドル=約100万円)から1B(10億ドル=約1000億円)までの人の資産構成です。

金融資産が少なくなるほど、自宅や車の占める割合が多くなります。10K(約100万円)の人だと、資産のほとんどが「自宅」と「車」です。

逆に資産が多くなるほど、投資の部分が大きくなります。これが世界のお金持ちの現実です。ここで私が言いたいのはデータを客観的に見てほしいということ。つまり、大半のお金持ちが投資をしているという事実です。

みなさんの中には、新しいビジネスを始めて億万長者になろうと考えている人も多いと思います。新しい商品・サービスを考えたり、新技術を開発して、ビジネスをつくり上げていくストーリーはとても魅力的です。それで成功した人はメディアに取り上げられるので、とてもエキサイティングです。

しかし、実際のデータを見ると、世界のお金持ちの大半は、資産のほとんどを投資で築いているのです。

 

 

 

 

 

資産10億を超える人の特徴

ただもう一つ、注目してほしい部分があります。

それは、資産10M(1000万ドル=約10億円)を超えると、自社株やプライベートビジネス(未上場株式)が占める割合が大きくなるということです。

先のとおり、資産が5M(500万ドル=約5億円)を超える人の数は世界でも少数ですから、人数にすれば多くはありません。そして資産が1B(約1000億円)の人の場合は、資産の6割以上が自社株やプライベートビジネスになっているのです。

ちなみに、新しいビジネスを生み出し自分の力で資産を築いた「ニューリッチ」のお金持ちたちは強いパッションを持っているので、いつもビジネスのことを考えています。

趣味はほとんどなく、仕事が趣味といってもいいかもしれません。休日も常にスマホをチェックしたりしていますが、本人は仕事と考えているのではなく、とても楽しんでいるのです。

何にパッションを感じるかは人によって違うので一概には言えません。ただ私の経験からすると、子ども時代の経験が影響していると思います。

10歳くらいまでに経験したことが自分の基盤として残っていて、そのつながりで何かが生まれてきます。それは自分が見た映画の影響かもしれませんし、家族の仕事の影響かもしれません。

資産が1M(約1億円)以上の人に話を戻すと、多くの人が株式、債券、不動産で資産を持っていることがわかります。

もう一つ、「Wealth-X」のデータを紹介しましょう。

資産が1B(約1000億円)を超えるビリオネアは事業収入が資産の多くを占めますが、そのビジネスでは何が多いか。

それは金融です。20.7%を占め、2位の財閥の13.1%、3位の不動産の7.6%の上に位置しています。億万長者を目指すなら、まずはどの分野でお金を増やすかを決めなければなりません。そして客観的に世界の統計を見ると「金融、投資」の分野で資産を築いているお金持ちが多い。これが事実です。

つまり、金融・投資の知識を身につけることが、お金持ちになる確率を一番高めるということです。


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